新たに時代という荒野を生きようとする時、出征したまま永遠に去ってしまった父親が、寺山修司のうちに切実なまでに近づいてきていなかったとは言い切れない。本書には、あるいはそんな彼の父親さがしの旅がひそんでいるのではあるまいか。−−「編集ノート」より
新たに時代という荒野を生きようとする時、出征したまま永遠に去ってしまった父親が、寺山修司のうちに切実なまでに近づいてきていなかったとは言い切れない。本書には、あるいはそんな彼の父親さがしの旅がひそんでいるのではあるまいか。−−「編集ノート」より