天変地異や変事を扱う陰陽寮の頭,弓削是雄は当代一の術士と衆人より注目されていた。彼は陰陽師の紀温史,蝦夷の武麻呂,陸奥で山賊の女頭目であった芙蓉…と,多士済々の者たちを配下に従え,忙しい日を送っていた。そんなある日,羅城門に人の倍以上も背丈がある”長人鬼”が現れた。一方,是雄は闇白からの急な呼び出しがあり,「淡路行き」の命を受けるが……。是雄たちが怪異の謎に挑む,妖かしの新物語。
- SF・ホラー・ファンタジー
- 文庫判
- 176P
- 489456-737-7
天変地異や変事を扱う陰陽寮の頭,弓削是雄は当代一の術士と衆人より注目されていた。彼は陰陽師の紀温史,蝦夷の武麻呂,陸奥で山賊の女頭目であった芙蓉…と,多士済々の者たちを配下に従え,忙しい日を送っていた。そんなある日,羅城門に人の倍以上も背丈がある”長人鬼”が現れた。一方,是雄は闇白からの急な呼び出しがあり,「淡路行き」の命を受けるが……。是雄たちが怪異の謎に挑む,妖かしの新物語。