佐伯鷹志は,かつて警視庁警備部警護課に在籍し,Sp(セキュリティ・ポリス)として,政治家の警護をしていたエリート警察官だった。いまは一線を退き,北アルプスと立山連峰に挟まれた広大な山岳地帯で遭難者を救助する,山岳警備隊の隊員となって久しい。その佐伯を狙う謎の暗殺集団。彼らは,警察と政界の闇の部分を知りすぎた佐伯を消すために送り込まれた。”掃除屋”と呼ばれる男たちだった。そして,幾重にも張り巡らされた非情の罠。標高二千メートルを超える険峻な山岳地帯を舞台に,過去を背負った男たちの決死のサバイバルが始まる! 「これを読まさずに死ねるか!」と内藤陳氏も絶賛!!
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 新書判
- 392P
- 489456-114-X