執行猶予まであと二日!無実は証明できるのか?十八年前の幼女殺人事件で死刑判決を受けた山村敦子の刑の執行が決定した。死刑立ち会いを命じられ、青葉拘置所へ派遣された女医・若宮冴子だったが、拘置所長・村田から、山村に関して、当時事件の捜査に当たったもと刑事から再審要請の動きがでているというということと、山村の服従態度や人柄が殺人犯のそれではないということを聞かされる。「事件の裏に何かがある」そう直感した冴子は自ら調査に乗り出すのだが、刑の執行までは、わずかに二日のみだった。果たして冤罪を証明できるのか?監獄女医・若宮冴子が司法の大きな壁に再び挑む、ヒューマン・プリズン・ミステリー第二弾!
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 新書判
- 264P
- 489456-269-3