内各区情報調査室の調査官である磯貝竜一は、国際都市形成構想の視察に沖縄を訪れた。沖縄では、基地全面撤去を前提にした経済などの地域復興計画が進行していた。そこで彼が出会ったのは、沖縄知事の屋良(やら)と補佐官の比嘉隆昌(ひがりゅうしょう)という男だった。知事の選挙参謀であり、沖縄独立論者と噂されている比嘉に、反感を覚える磯貝。そんな矢先、磯貝は、台湾マフィアたちに拉致されそうになる。一体、沖縄で何が起きようとしているのか? 何かを隠すような比嘉の行動とマフィアたちの暗躍。さらに驚愕の自体が、日本と沖縄に待ち受けていた! 日本の未来を問う、傑作長編小説。
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 新書判
- 272P
- 489456-293-6