この本は、ビートルズについて最も評価されるべき点はその芸術性にある、という確信から始まっている。1960年代、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの四人が、髪型やファッションから、その時代の政治的または精神的な信条まで、あらゆるものに影響を与え、その華やかな私生活までが、限りなくマスコミを賑わせる話題となった。しかし、ビートルズが重要な意味を持つのは、つまるところその音楽そのものであって、それを作り出した四人の若者のプライベートな行動ではない(序文より)
- 芸術・映画・音楽・工芸
- 四六判上製
- 528P
- 489456-038-0