太陽神聖化による惑星ラグザーン消滅の危機にも関わらず、先住民のラクザーハは運命を甘受するかのごとく一向に退避の動きを見せない。一方、強力な権限発動に基づく退避計画を指揮する司政官マセに対して植民者たちの反撥は強く、ついに首都ツラツリットに暴動が発生するのだった−。一人の司政官の生き方を通して描かれる、滅亡と再生の姿。泉鏡花賞受賞のSF巨篇、ここに完結。
- SF・ホラー・ファンタジー
- 文庫判
- 344P
- 489456-785-7
太陽神聖化による惑星ラグザーン消滅の危機にも関わらず、先住民のラクザーハは運命を甘受するかのごとく一向に退避の動きを見せない。一方、強力な権限発動に基づく退避計画を指揮する司政官マセに対して植民者たちの反撥は強く、ついに首都ツラツリットに暴動が発生するのだった−。一人の司政官の生き方を通して描かれる、滅亡と再生の姿。泉鏡花賞受賞のSF巨篇、ここに完結。