遙か彼方の地平線まで、鷹揚に風の紋を刻んでただただ広がる紫の砂漠(デゼール・ヴィオレ)。何かが呼んでいる−砂漠の果てに生まれ、砂漠とともに過ごし、砂漠に強く心惹かれるシェプシは、紙の領域であり、禁域とされている紫の砂漠への思いを募らせる。4つの月を持ち、「真実の恋」によって男女の性差が決定するこの星で、シェプシの冒険がいまはじまる。芥川賞作家・松村栄子がおくるファンタジーノベル。
- SF・ホラー・ファンタジー
- 文庫判
- 368P
- 489456-782-2
遙か彼方の地平線まで、鷹揚に風の紋を刻んでただただ広がる紫の砂漠(デゼール・ヴィオレ)。何かが呼んでいる−砂漠の果てに生まれ、砂漠とともに過ごし、砂漠に強く心惹かれるシェプシは、紙の領域であり、禁域とされている紫の砂漠への思いを募らせる。4つの月を持ち、「真実の恋」によって男女の性差が決定するこの星で、シェプシの冒険がいまはじまる。芥川賞作家・松村栄子がおくるファンタジーノベル。