ときにコレクションの王国に遊び、ときに道楽読書きにうつつをぬかす。またときに、絵葉書きのような旅を求め、官能的幸福に時を忘れる。東に名酒ありと聞けば駆けつけ、西に旨いものはないかと暖簾をくぐる……嗚呼、人は消化器でも思想する存在であったのだ。――超隠居術とは、上昇志向を否定しつつ上昇する、平成道楽思想の書である。
- エッセイ・対談・座談
- 文庫判
- 240P
- 489456-382-7
ときにコレクションの王国に遊び、ときに道楽読書きにうつつをぬかす。またときに、絵葉書きのような旅を求め、官能的幸福に時を忘れる。東に名酒ありと聞けば駆けつけ、西に旨いものはないかと暖簾をくぐる……嗚呼、人は消化器でも思想する存在であったのだ。――超隠居術とは、上昇志向を否定しつつ上昇する、平成道楽思想の書である。