放課後の理科実験室で、ガラスの割れる音がひびいた。床の上で、試験管から流れ出た液体が白い湯気のようなものをたてていた。甘くなつかしいかおり・・・。そのにおいをかいだ芳山和子はゆっくりと床に倒れふしてしまった−。それ以来、和子のまわりで不思議な事件が次次と起こった。夢をみているのかしら、それともこのわたしだけ時間が逆もどりしているのかしら? 和子は同級生の深町一夫と浅倉吾朗に相談するのだが・・・。
- SF・ホラー・ファンタジー
- 文庫判
- 144P
- 489456-306-1
放課後の理科実験室で、ガラスの割れる音がひびいた。床の上で、試験管から流れ出た液体が白い湯気のようなものをたてていた。甘くなつかしいかおり・・・。そのにおいをかいだ芳山和子はゆっくりと床に倒れふしてしまった−。それ以来、和子のまわりで不思議な事件が次次と起こった。夢をみているのかしら、それともこのわたしだけ時間が逆もどりしているのかしら? 和子は同級生の深町一夫と浅倉吾朗に相談するのだが・・・。