もしかしたら、私は憎むほど故郷を愛していたかもしれない。(跋より)人はどこから来て、どこへ行くのだろう、青春とは―。三十歳の寺山修司が、短歌を詠うという孤独な営みの果てに生み出した記念碑的歌集の初文庫化。生い立ち、故郷、肉親への怨恨をこめて詠う自伝、恐山・犬神・子守唄・山姥・家出節の五章の他、「新・病草紙」「新・餓飢草紙」併録。 (解説・吉本隆明)
もしかしたら、私は憎むほど故郷を愛していたかもしれない。(跋より)人はどこから来て、どこへ行くのだろう、青春とは―。三十歳の寺山修司が、短歌を詠うという孤独な営みの果てに生み出した記念碑的歌集の初文庫化。生い立ち、故郷、肉親への怨恨をこめて詠う自伝、恐山・犬神・子守唄・山姥・家出節の五章の他、「新・病草紙」「新・餓飢草紙」併録。 (解説・吉本隆明)