歌枕の地として名高い宮城県多賀城市、末の松山で、男の死体が発見された。が、事件の捜査は難航、犯行動機の糸口すら掴めないまま虚しく三年の時が過ぎた。浅見家恒例の百人一首によるカルタ会で、殺害された男の娘にしてカルタ界の女王・朝倉理恵と決勝対決をした浅見光彦は、彼女が語る事件の真相究明に乗り出す。手がかりは男の手帳に記された「白波、松山を越ゆ」という言葉……。古歌に封印された謎を名探偵の推理が斬る! (解説・郷原 宏)
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 文庫判
- 296P
- 489456-688-5
歌枕の地として名高い宮城県多賀城市、末の松山で、男の死体が発見された。が、事件の捜査は難航、犯行動機の糸口すら掴めないまま虚しく三年の時が過ぎた。浅見家恒例の百人一首によるカルタ会で、殺害された男の娘にしてカルタ界の女王・朝倉理恵と決勝対決をした浅見光彦は、彼女が語る事件の真相究明に乗り出す。手がかりは男の手帳に記された「白波、松山を越ゆ」という言葉……。古歌に封印された謎を名探偵の推理が斬る! (解説・郷原 宏)