時実新子は、生まれたときから女である。女が川柳というものに出逢った。そしてその時、新子は別の女になった。彼女にとって川柳とは、人生に得た深い井戸のようなものだった。しかしそこは地獄の一丁目、そして花の結び目。時実新子という女はいったい何者か。ベストセラーとなった句集『有夫恋』が生まれる道程で何が起きたのか。その自伝がここにある。
- エッセイ・対談・座談
- 文庫判
- 264P
- 489456-695-8
時実新子は、生まれたときから女である。女が川柳というものに出逢った。そしてその時、新子は別の女になった。彼女にとって川柳とは、人生に得た深い井戸のようなものだった。しかしそこは地獄の一丁目、そして花の結び目。時実新子という女はいったい何者か。ベストセラーとなった句集『有夫恋』が生まれる道程で何が起きたのか。その自伝がここにある。