四条と東海は、ついに陰謀の中核を突き止めた。真の敵は、元総理と永田町の首領であった。つまり日本そのものである。権力の頂点に君臨する者たちを死守すべく、全警察機構と黒い組織が四条たちを激しく追撃する中、遂に二人は帝都に潜入する。この命果てるとも、あいつらだけは許さない。二人は血だるまとなって、復讐成就に向かい疾走する。結びつく者と決別する者、追撃する者と迎撃する者が火花を散らし、炎を噴き上げる。衝撃と興奮のシリーズ完結篇。 (解説:矢野 徹)
- 冒険・アクション・ハードボイルド
- 文庫判
- 368P
- 489456-530-7