編集者の小原貴子は,歴史学者の入江教授の別荘を訪ねたが,教授の首にはナイフが刺さり,既に息絶えていた。貴子はとっさに室内にあった原稿を持ち出した。そこには,聖徳太子の時代の恐るべき事件が描かれていた。〈疫病が蔓延していた推古二十五年の夏,飛鳥では,奇々怪々な”首狩り”事件が頻発していた。切断された首には必ず朱い顔料が塗られていた〉。”首狩り事件”の真相とは? 入江教授の死との関係は? 渾身のホラーミステリー長編。
- SF・ホラー・ファンタジー
- 文庫判
- 272P
- 489456-745-8
編集者の小原貴子は,歴史学者の入江教授の別荘を訪ねたが,教授の首にはナイフが刺さり,既に息絶えていた。貴子はとっさに室内にあった原稿を持ち出した。そこには,聖徳太子の時代の恐るべき事件が描かれていた。〈疫病が蔓延していた推古二十五年の夏,飛鳥では,奇々怪々な”首狩り”事件が頻発していた。切断された首には必ず朱い顔料が塗られていた〉。”首狩り事件”の真相とは? 入江教授の死との関係は? 渾身のホラーミステリー長編。