ある初夏の夕方、京大院生の野辺剛史は、大学病院の前で財布を無くした仁科美奈子と出会う。宇治の理学研究所へ向かうバスの中、剛史は、美奈子の左手首の包帯が、「蝶の噛み傷」であるのを知る。だが、蝶に牙などあっただろうか……。あまり知られることのない日本の若き科学者たちの日常と、彼らが巻き込まれる恐るべき遺伝子災害の陰謀を描くバイオSF!!
- SF・ホラー・ファンタジー
- 文庫判
- 304P
- 489456-941-8
ある初夏の夕方、京大院生の野辺剛史は、大学病院の前で財布を無くした仁科美奈子と出会う。宇治の理学研究所へ向かうバスの中、剛史は、美奈子の左手首の包帯が、「蝶の噛み傷」であるのを知る。だが、蝶に牙などあっただろうか……。あまり知られることのない日本の若き科学者たちの日常と、彼らが巻き込まれる恐るべき遺伝子災害の陰謀を描くバイオSF!!