昭和二十年六月、アメリカ人のヘンリーは、沖縄で洞窟に立てこもった残兵と住人に投降を呼びかけていた。槍ヶ岳に共に登った友人、窪田と野本がいることを確信して……。すみ絵と中国人の林もそれぞれの戦場で戦っていた。そして、八月十五日、ついに戦争が終結した。五人は槍ヶ岳で再会できるのか!? 時代に屈しない愛と友情を描き、生きることの意味を問う、森村文学の集大成。
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 文庫判
- 400P
- 47584-3016-0
昭和二十年六月、アメリカ人のヘンリーは、沖縄で洞窟に立てこもった残兵と住人に投降を呼びかけていた。槍ヶ岳に共に登った友人、窪田と野本がいることを確信して……。すみ絵と中国人の林もそれぞれの戦場で戦っていた。そして、八月十五日、ついに戦争が終結した。五人は槍ヶ岳で再会できるのか!? 時代に屈しない愛と友情を描き、生きることの意味を問う、森村文学の集大成。