悠々自適な生活を送る田島あぐは、望遠鏡で隣のマンションの夜の生活を覗くことを密かな愉しみにしていた。ある日、そのマンションの屋上から高級売春婦と噂される奥野昌子が墜落死した。前の晩、あぐは彼女が男と揉み合う姿を覗いていたのだ。「あの男が突き落としたに違いない」−迫りくる恐怖に不安を覚えたあぐは、捜査本部に投書を送り、救いを求めるが・・・。棟居刑事の鋭い追跡が犯人を追い詰める、本格ミステリーの傑作。
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 文庫判
- 272P
- 489456-472-6
悠々自適な生活を送る田島あぐは、望遠鏡で隣のマンションの夜の生活を覗くことを密かな愉しみにしていた。ある日、そのマンションの屋上から高級売春婦と噂される奥野昌子が墜落死した。前の晩、あぐは彼女が男と揉み合う姿を覗いていたのだ。「あの男が突き落としたに違いない」−迫りくる恐怖に不安を覚えたあぐは、捜査本部に投書を送り、救いを求めるが・・・。棟居刑事の鋭い追跡が犯人を追い詰める、本格ミステリーの傑作。