天平九年、奈良の都は、飢饉の上に、顔や体に潰瘍が出来、崩れ落ちてしまう恐るべき疫病が流行していた。そんなある日、権勢を誇っていた藤原一門の房前が鬼病で急逝した。しかし、彼は病ではなく、青摺りの衣を着た童子に暗殺されたらしいとの噂が……。数ヶ月後、今度は藤原麻呂が命を落とした。これは藤原一門に対する呪いなのか? はたまた連続殺人なのか? 森真沙子が奈良の深い闇を描き切る古代ホラーシリーズ、待望の書き下ろし第二弾。
- SF・ホラー・ファンタジー
- 文庫判
- 208P
- 489456-886-1
天平九年、奈良の都は、飢饉の上に、顔や体に潰瘍が出来、崩れ落ちてしまう恐るべき疫病が流行していた。そんなある日、権勢を誇っていた藤原一門の房前が鬼病で急逝した。しかし、彼は病ではなく、青摺りの衣を着た童子に暗殺されたらしいとの噂が……。数ヶ月後、今度は藤原麻呂が命を落とした。これは藤原一門に対する呪いなのか? はたまた連続殺人なのか? 森真沙子が奈良の深い闇を描き切る古代ホラーシリーズ、待望の書き下ろし第二弾。