幼年時代の懐かしくも切ない記憶をたどっていくと、そこには、民話の豊穣な世界が広がっている。祖父母の許で育ち、「民話を聞くのが何よりの楽しみだった」著者が、失われゆく民話の源郷を求めて、日本各地の村々を訪れ、出会った、名もなき語り手たちの宝石のような話を導きの糸に、日本の四季の美しさ、人間のさまざまな営みを暖かく描き出す、<心の歳時記>ともいうべき珠玉のエッセイ集。
- エッセイ・対談・座談
- 文庫判
- 264P
- 489456-408-4
幼年時代の懐かしくも切ない記憶をたどっていくと、そこには、民話の豊穣な世界が広がっている。祖父母の許で育ち、「民話を聞くのが何よりの楽しみだった」著者が、失われゆく民話の源郷を求めて、日本各地の村々を訪れ、出会った、名もなき語り手たちの宝石のような話を導きの糸に、日本の四季の美しさ、人間のさまざまな営みを暖かく描き出す、<心の歳時記>ともいうべき珠玉のエッセイ集。