<汚れつちまつた悲しみに/今日も小雪の降りかかる>(「汚れつちまつた悲しみに」)。昭和初期、無頼な心をひっさげて生き急ぐように夭折した詩人・中原中也。アナーキーな生き方そのものが「歌」になり、ついにその「歌」に殉じた天性の詩人の、その後永く人々の心に刻まれ愛唱される多くの名詩と、短歌や翻訳詩やアフォリズムなど中也の全貌を提示する。孤独で苛烈な生と死、ユーモラスでありながら悲しい詩の調べが、時代を超えて底知れぬ感動を与え続ける。
<汚れつちまつた悲しみに/今日も小雪の降りかかる>(「汚れつちまつた悲しみに」)。昭和初期、無頼な心をひっさげて生き急ぐように夭折した詩人・中原中也。アナーキーな生き方そのものが「歌」になり、ついにその「歌」に殉じた天性の詩人の、その後永く人々の心に刻まれ愛唱される多くの名詩と、短歌や翻訳詩やアフォリズムなど中也の全貌を提示する。孤独で苛烈な生と死、ユーモラスでありながら悲しい詩の調べが、時代を超えて底知れぬ感動を与え続ける。