「僕の前には道はない/僕の後ろに道は出来る/ああ、自然よ/父よ」処女詩集『道程』の刊行から、人々の哀切をよびおこさずにはいられない愛の詩『智恵子抄』を経て、一躍、国民詩人の地位に着いた高村光太郎。彼の抒情ある詩は、最後は自然へと帰着する。高村光太郎の詩の遍歴を追って、その光芒を放つ詩的世界を俯瞰する一冊。
「僕の前には道はない/僕の後ろに道は出来る/ああ、自然よ/父よ」処女詩集『道程』の刊行から、人々の哀切をよびおこさずにはいられない愛の詩『智恵子抄』を経て、一躍、国民詩人の地位に着いた高村光太郎。彼の抒情ある詩は、最後は自然へと帰着する。高村光太郎の詩の遍歴を追って、その光芒を放つ詩的世界を俯瞰する一冊。