耐性菌結核の治療のため、家族とはなれてサナトリウムに入院していた十六歳の高校生・滝川龍は、スズメバチに襲われて瀕死の重傷を負ってしまう。彼を助けたのは、<ゲノムクラフト>という研究所の研究者・矢作弘美だった。矢作は龍を死の淵から救う代わりに、自らの研究対象として彼をスズメバチと人間のハイブリット・ミュータントとして改造してしまい、龍をミュータント同士の闘いの渦へと巻き込むのであった……。意図せぬうちに「人間以上」の力を手に入れた龍の明日は一体!? 中島望が描くハイブリット・SFアクション。
- SF・ホラー・ファンタジー
- 新書判
- 176P
- 47584-2032-7