やさしい灯がひとつあれば/海をつつむ/闇がどんなに大きくとも/船は迷わず/安らかに 沖をいくでしょう(「燈台」より)──人間の生きる道しるべと世界の本質と愛を深遠な思索を通して優しくく力強い言葉でつむぎだした新川和江の、珠玉の作品群。その中から九十七篇を、初期詩篇、それから(一九五三年〜九十九年)、幼年・少年少女詩篇に自ら再編集した、待望の文庫オリジナル版。
やさしい灯がひとつあれば/海をつつむ/闇がどんなに大きくとも/船は迷わず/安らかに 沖をいくでしょう(「燈台」より)──人間の生きる道しるべと世界の本質と愛を深遠な思索を通して優しくく力強い言葉でつむぎだした新川和江の、珠玉の作品群。その中から九十七篇を、初期詩篇、それから(一九五三年〜九十九年)、幼年・少年少女詩篇に自ら再編集した、待望の文庫オリジナル版。