「チンギス汗の覇道におわりはない」―― 一一六二年秋、モンゴル高原で一人の男子が生を享けた。右手に血凝りを握り、"眼に火あり、顔に光あり"と言われる吉相を持っていた。後のチンギス汗である。十三歳で父を敵に殺された彼は、家族を守るために孤独な闘いをはじめる。幾多の苦難を乗り越え、遂にモンゴルを統一した彼の目に映ったものとは……。チンギス汗の壮大な夢と不屈の魂を格調高く謳い上げる、著者渾身の一大叙事詩。(全二冊)
「チンギス汗の覇道におわりはない」―― 一一六二年秋、モンゴル高原で一人の男子が生を享けた。右手に血凝りを握り、"眼に火あり、顔に光あり"と言われる吉相を持っていた。後のチンギス汗である。十三歳で父を敵に殺された彼は、家族を守るために孤独な闘いをはじめる。幾多の苦難を乗り越え、遂にモンゴルを統一した彼の目に映ったものとは……。チンギス汗の壮大な夢と不屈の魂を格調高く謳い上げる、著者渾身の一大叙事詩。(全二冊)