二十歳にして武芸十八般すべてに目録を得た貧乏御家人の三男坊・柘植新三郎。彼にひそかに想いを寄せていた幼馴染・雪乃の自害の無念を晴らそうとひとり調査に乗り出した新三郎は、彼女が婿を取ることになっていた質屋・石河屋にきな臭いものをかぎつけるが、その過程で幕閣の中枢を操る影の存在から命を狙われることになってしまう。背後には米相場にまつわる不正が見え隠れし……追いつめられた新三郎が放つ逆襲の策とは果たして? 若き漢の活躍を描く書き下ろし時代小説!
二十歳にして武芸十八般すべてに目録を得た貧乏御家人の三男坊・柘植新三郎。彼にひそかに想いを寄せていた幼馴染・雪乃の自害の無念を晴らそうとひとり調査に乗り出した新三郎は、彼女が婿を取ることになっていた質屋・石河屋にきな臭いものをかぎつけるが、その過程で幕閣の中枢を操る影の存在から命を狙われることになってしまう。背後には米相場にまつわる不正が見え隠れし……追いつめられた新三郎が放つ逆襲の策とは果たして? 若き漢の活躍を描く書き下ろし時代小説!