壬生寺の境内で、「楠小十郎の仇」という掛け声とともに襲ってきた謎の敵。二十人の襲撃者たちの動きは人間離れしていた。「剣聖」とまでいわれた総司の目をもってしても、その攻撃を避けることは難しかったのだ。少しずつ切り刻まれていく総司。斎藤一に助けをもとめたものの、彼には微妙な違和感があった。「彼は斎藤さんじゃない」。前世の東海公子としての意識で斎藤に語りかける総司。彼は果たして誰なのか・・・・・・?一大叙事詩、待望の書き下ろしシリーズ第十五弾!
- SF・ホラー・ファンタジー
- 新書判
- 208P
- 47584-2056-4