建設会社のOL・広田ユカが消息不明となった。彼女は「貴方の死期が近づいていることをお知らせするのは残念ですが、事実です」という不気味な“死の予告状”を失踪直前に受け取っていたのだという。同僚の木島多恵が、ユカの悩みを十津川警部の妻・直子に相談し、助けを求めていた矢先のことだった。一方、東京で起きた殺人事件の被害者・近藤真一は、ゆすりの代筆業という副業をもっていたが、“死の予告状”が近藤の筆跡と一致してしまう。十津川警部の推理は果たして……。
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 文庫判
- 288P
- 978-4-75843276-4