大日本新聞初のMBA取得者として鳴り物入社した麻倉智子。だが、社内政治の 道具として異動させられた社会部では、学歴とプライドと靴のヒールは高くても 記者としての能力は低いと、ダメ記者扱い。焦りと苛々が募っていた矢先、独居 老人の医療問題を追うなかで、取材対象の老人が次々に死亡する。一体何故!? 社内の権力争いの波にもまれつつも、記者としての意識に目覚めた智子は事件を 追い始めるが……。老人医療現場の悲しい現実に美人記者が立ち向かう!
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 文庫判
- 336P
- 978-4-75843287-0