〈犀星と詩の関係は、犀星とふるさとの関係にどこか似ていた。小説が犀星の居住地だとすれば、詩はふるさとのようなものだったのではないだろうか〉(巻末エッセイより)。本書では、“ふるさとは遠きにありて思ふもの/そして悲しくうたふもの”のフレーズで知られる「小景異情」に代表される初期抒情詩を集めた『抒情小曲集』をはじめ、『愛の詩集』『女ごのための最後の詩集』など十四の詩集から百五十二篇を収録。七十二年に及ぶ詩人の生涯とその魅力を伝えるオリジナル版。(巻末エッセイ・平田俊子)
〈犀星と詩の関係は、犀星とふるさとの関係にどこか似ていた。小説が犀星の居住地だとすれば、詩はふるさとのようなものだったのではないだろうか〉(巻末エッセイより)。本書では、“ふるさとは遠きにありて思ふもの/そして悲しくうたふもの”のフレーズで知られる「小景異情」に代表される初期抒情詩を集めた『抒情小曲集』をはじめ、『愛の詩集』『女ごのための最後の詩集』など十四の詩集から百五十二篇を収録。七十二年に及ぶ詩人の生涯とその魅力を伝えるオリジナル版。(巻末エッセイ・平田俊子)