ひな祭りの前日の午後、公団住宅で女性の絞殺死体が発見された。被害者は真田よう子、主婦。続いて夫の台東区役所広報課長・真田信一郎が旅先である福井県の東尋坊で溺死。福井県警は夫が妻を殺して自殺したとの見解を発表したが、警察庁の十津川警部は疑惑を抱く。さらに真田の部下である小柳がひき逃げに遭い死亡した。そんな折、〈真田広報課長も、小柳課長補佐も、殺されたのです〉という手紙が捜査本部宛に届くのだが――。十津川警部の推理は果たして・・・・・・?
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 文庫判
- 288P
- 978-4-75843310-5