江戸の義賊として名を馳せた鼠小僧次郎吉が獄門になった後、相棒でもあった材木問屋「新宮屋」の祥吉は、残された次郎吉の妻と息子・大次郎を守ることを誓う、ある大商いをものにした祥吉は、熊野杉の買い付けのために大次郎、川並の健次とともに新宮へとやって来た。だが同じ船で三人の水戸藩士も熊野杉の買い付けに来ていた。最上の熊野杉を求めて両者の思惑が交差するが・・・・・・大次郎は江戸から新宮への旅の間、父親代わりの祥吉、川並の健次たちの愛情に支えられ、たくましく成長していく。市井に生きる人々の義理と人情と誇りを描く傑作長篇時代小説。
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