幼稚園から、息子が蜂に刺されて救急車で運ばれたとの連絡を受けた小川香奈子は、知人とともに搬送先の病院に向かった。こんな時期に蜂が……不審に思った香奈子は幼稚園へ引き返すが、息子はすでに誘拐された後だった。そして、さらに驚くべきことが香奈子を待ち受けていた。幼稚園の職員は、息子を連れ去ったのは、他でもない香奈子だというのだ。それは前代未聞の誘拐事件の幕開けにすぎなかった――。想像を絶する事件の真相と犯人とは!? 直木賞作家の最新ミステリーが遂に刊行。
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 四六判並製
- 488P
- 978-4-75841124-0