中学生の瀬田暢は、いつも「ここは自分の居場所じゃない」という違和感をもっていた。唯一、心安らぐ場所は大きなブナの木がある小さな公園だった。そんなある日、一人公園にいた暢は、今までにない感覚に包まれて眠りについてしまう。そこで見たものは長くリアルな夢。それは、旧石器時代と思われる世界で生きていた自分の祖先の記憶だったのだ。その世界では、人々は精霊と交流し、精霊とともに森の中で生きていた。何度も繰り返し見る夢はやがて、旧石器時代から縄文時代、弥生時代まで進んでいくのだった・・・・・・。自分の祖先は、何を自分に伝えたいのだろう?大人のファンタジー小説の金字塔!
- SF・ホラー・ファンタジー
- 四六判並製
- 464P
- 978-4-75841142-4