南町奉行所定町廻り同心だった菊園平次郎は隠居し、蕎麦売りを始めた。出汁に拘り、界隈では知られる評判の屋台店となる。ある夜半、平次郎と同じ長屋に住まう夜鷹稼業のおてつの家が、二人連れの男に襲われた。おてつは岡っ引きや町奉行所に訴えるが、物を取られた被害もない上に夜鷹の訴えである事でまともに相手にされない。苛立つおてつに相談された平次郎は、単なる物取りではないのでは、と不審に思い探索を始めるが・・・・・・(「覗き見夜鷹」より)。――江戸市井の人々の苦悩や悲しみを救う為、平次郎が陰日なたに活躍する全三篇。待望の新シリーズ第一弾!
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夏越しの夜 蕎麦売り平次郎人情帖

