織田信長の遺した〈南蛮世界を覆す〉暗号解読のため、ローマ教皇の密使オルガンティーノは日本にやってきた。信長が教皇へ贈った屏風絵の裏に書かれた「いろはうた」には一体なにが隠されているのか。反キリシタンの徳川に拉致されたオルガンティーノと出会った暗号師の蒼海は、その謎を徐々に解き明かしていく。「いろはうた」から次々と浮かび上がる言葉たち。それはキリシタンの失われた秘宝なのか、信長の財宝なのか。そしてついに、信長の仕掛けた驚愕の暗号の正体が明らかになる! 書き下ろし歴史暗号ミステリー、堂々の完結。
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 文庫判
- 320P
- 978-4-75843526-0