八丁堀同心である野火陣内の娘・茜は、父親譲りの正義感から、町娘たちの辻強盗を辞めさせるべく、後をつけていた。娘たちを咎めようと、寺社の境内で追いついた茜だったが、そこには、不審な建物を護る、恐ろしい風貌の侍たちがいたのだ。問答無用で二人の町娘が切り捨てられ、茜は、侍たちによって攫われてしまう･･････。別れた妻から報せを受けた陣内は、愛娘の窮地を救うべく、地位を失う覚悟で走り出す。大好評書き下ろし時代長篇。

ジャンル

時代・歴史小説

サイズ

文庫判

ページ

304P

ISBN

978-4-75843569-7