「四歳の私が酒をのんだのも、日ごろ父が一升びんの酒を徳利へつぎ、燗をしている姿を見ていて、そのまねをしたのらしい」(本書「まさに『百薬の長』より」)――お酒との楽しいつき合い、池波家のお正月の過ごし方、西郷隆盛や大石内蔵助について、「風林火山」の脚本と演出やフェリーニへの憧憬の念についてなど、お酒と食や家族といった身辺の話から歴史や舞台や映画……と縦横無尽に想いを綴った、池波正太郎の豊饒な世界。待望の文庫化。
- エッセイ・対談・座談
- 文庫判
- 224P
- 978-4-75843926-8
「四歳の私が酒をのんだのも、日ごろ父が一升びんの酒を徳利へつぎ、燗をしている姿を見ていて、そのまねをしたのらしい」(本書「まさに『百薬の長』より」)――お酒との楽しいつき合い、池波家のお正月の過ごし方、西郷隆盛や大石内蔵助について、「風林火山」の脚本と演出やフェリーニへの憧憬の念についてなど、お酒と食や家族といった身辺の話から歴史や舞台や映画……と縦横無尽に想いを綴った、池波正太郎の豊饒な世界。待望の文庫化。