何といっても、人間が面白い――「電力の鬼」と呼ばれた事業家で茶人の松永安左衛門、右翼壮士であり、ジョン・レノンとも交流があった美術商・木村東介、大逆事件に対して唯一批判の声を上げた言論人・徳冨蘆花、歌舞伎座を創設した旧幕臣のジャーナリスト・福地桜痴、「法螺丸」と渾名された政界の黒幕で夢野久作の父親・杉山茂丸・・・・・・かつて日本に存在した、あまりに凄すぎる怪物二十七人を論じた、渾身のエッセイ集。
何といっても、人間が面白い――「電力の鬼」と呼ばれた事業家で茶人の松永安左衛門、右翼壮士であり、ジョン・レノンとも交流があった美術商・木村東介、大逆事件に対して唯一批判の声を上げた言論人・徳冨蘆花、歌舞伎座を創設した旧幕臣のジャーナリスト・福地桜痴、「法螺丸」と渾名された政界の黒幕で夢野久作の父親・杉山茂丸・・・・・・かつて日本に存在した、あまりに凄すぎる怪物二十七人を論じた、渾身のエッセイ集。