一九六九年九月に無血革命を成し遂げ、圧倒的なカリスマ性でリビアを支配してきた男、ムアマル・エル・カダフィ。禁欲的な青年将校だった彼が、砂漠の中の国に求めたものは何だったのか? 独裁者として倒された彼の真実の姿を著者の鋭い筆致で描いた「砂漠の狂言者」ほか、中東平和を求めたサダト暗殺の真相「ザ・パワー・ゲーム」、フルシチョフ失脚を描いた「落魄」を収録したスーパーフィクション。(『英雄たちのバラード』オリジナル再編集)
- 冒険・アクション・ハードボイルド
- 文庫判
- 224P
- 978-4-75843626-7