須川安奈は山間の高校に通う十七歳。東京の大学へと進学した章とは遠距離恋愛中。ある日大型台風の接近で休校となり、近くの体育館に母の弥生と避難してから、大きく運命の歯車が狂い始める。母は誰かと駆け落ちを計画しており、章は都会風の美女・雅美と帰郷して来ることに・・・・・・。そして避難先の体育館では殺人事件まで起こってしまう! 迫り来る嵐の中、安奈たちの未来はどうなるのか? 少女たちの一夜を描く、傑作長篇サスペンスミステリー。
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 文庫判
- 296P
- 978-4-75843641-0