「総じていえば、人間および社会のかかえる二重性あるいは両義性のなかで節度・平衡を保つことを可能にするような言葉遣いと生き方を求めつづけたのが福沢諭吉だといえる」(本書「保守思想の源流」より)。福沢諭吉・和辻哲郎・坂口安吾・吉本隆明・小林秀雄・福田恆存……など〈日本の保守思想の流れにあって、言論界から少々目立つ誤解を受けていると思われてならない〉作家十三人を論じた思索的な書、待望の文庫化。(『思想史の相貌――近代日本の思想家たち』より改題しました)
「総じていえば、人間および社会のかかえる二重性あるいは両義性のなかで節度・平衡を保つことを可能にするような言葉遣いと生き方を求めつづけたのが福沢諭吉だといえる」(本書「保守思想の源流」より)。福沢諭吉・和辻哲郎・坂口安吾・吉本隆明・小林秀雄・福田恆存……など〈日本の保守思想の流れにあって、言論界から少々目立つ誤解を受けていると思われてならない〉作家十三人を論じた思索的な書、待望の文庫化。(『思想史の相貌――近代日本の思想家たち』より改題しました)