武田晴信(のちの信玄)が宿敵・村上義清との戦いで大敗を喫した、天保の時代。戦場には出ず、落ち武者を狙ってその首を狩る“首売り”で生き延びてきた丹左は、兵の争いに潜り込み、敵の首を獲ることで手柄を得て弟妹たちを養っている。ある日、足軽でありながら大金を持つ男に首を売ってくれないかと頼まれた。その男が、十年ぶりに会う昔の恩人であることに気づいた丹左は、さらなる無茶な依頼を引き受けることに……。戦国時代を舞台にした、新たなアクション時代小説の開幕! 書き下ろし長篇。
武田晴信(のちの信玄)が宿敵・村上義清との戦いで大敗を喫した、天保の時代。戦場には出ず、落ち武者を狙ってその首を狩る“首売り”で生き延びてきた丹左は、兵の争いに潜り込み、敵の首を獲ることで手柄を得て弟妹たちを養っている。ある日、足軽でありながら大金を持つ男に首を売ってくれないかと頼まれた。その男が、十年ぶりに会う昔の恩人であることに気づいた丹左は、さらなる無茶な依頼を引き受けることに……。戦国時代を舞台にした、新たなアクション時代小説の開幕! 書き下ろし長篇。