信長の秘宝とは帝も畏れる十種神宝であった。天と地の二ヶ所に分散されたすべての秘宝を揃えるため、富士山麗から丹後田辺城に飛んだ友海、蒼海。石田三成は西軍三万人を投入し、大包囲網を敷く。ところが田辺城内にいる細川軍は、たった五十人余。全滅が予想されるなか、ついに細川軍五十二人対西軍三万人の戦国史上類例のない大籠城戦が始まった。はたして追い込まれた友海、蒼海は西軍を打ち倒し、十種神宝すべてを見事掌中に収めることができるのか? そして二人の運命は!? 堂々の完結篇。(全二巻/解説・細谷正充)
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 文庫判
- 432P
- 978-4-75843701-1