広告代理店の冴えないクリエイティブディレクター・岸田信秀がある朝目覚めたのは、三十数年前の自分の部屋だった! 他界した父親が生きていて、母親も若返っている。一方、国立大学付属中学の〈変なもの同好会〉副会長・岸田信秀がある朝洗面所に飛びこむと、四十代くらいの中年が鏡に映っていた!! 彼らはそれぞれ時をかけ、入れ替わってしまったのか? だとしたら、その理由は――。刊行前から「笑えて泣ける」と評判の、極上エンターテインメント長篇。(解説・大矢博子)
- SF・ホラー・ファンタジー
- 文庫判
- 272P
- 978-4-75843796-7