押込みの下手人を捕らえんと葭町の蔭間茶屋「有明楼」に踏み込んだ野火陣内。その一室で男娼を待っていたのは、なんと上司で吟味方与力の母里主水だった。騒ぎのなか、押込みの下手人は何者かに斬殺され、ひとりの蔭間が姿を消してしまう――母里は勘定吟味役から命を受け、銀之丞というその蔭間と謎の武家女との関係を探っていたのだ。事件はいつしか幕府を巻き込む陰謀へと繋がっていき、探索は難航。そんななか、陣内はおぶんという娘と出会う。身の上を偽って同情をひき、人から金を巻き上げる騙り屋の彼女が、捕物を手伝いたいと言いだして……。型破りな同心が活躍する痛快時代小説、第十弾。
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なみだ酒 死なない男・同心野火陣内

