文久三年八月最後の日。三条の茶屋「葉桜屋」で新撰組の沖田総司と会っていた水野八重太が蘭学塾玄幽堂に戻ると、ある塾生の家族だという若者が訪ねてきていた。何か確執があるようで、この訪問を快く思っていない様子の塾生は、口論のうえ塾を出ていってしまう。彼を捜し回る水野だったが、一日経っても行方知れず。新撰組に力を貸してもらうべく、壬生へ向かった水野と秋貞の前に姿を現したのは……。芹沢、土方、沖田、永倉――新撰組の面々と、個性的な蘭学塾生たちが幕末の京で躍動する、大好評シリーズ第四弾!!
文久三年八月最後の日。三条の茶屋「葉桜屋」で新撰組の沖田総司と会っていた水野八重太が蘭学塾玄幽堂に戻ると、ある塾生の家族だという若者が訪ねてきていた。何か確執があるようで、この訪問を快く思っていない様子の塾生は、口論のうえ塾を出ていってしまう。彼を捜し回る水野だったが、一日経っても行方知れず。新撰組に力を貸してもらうべく、壬生へ向かった水野と秋貞の前に姿を現したのは……。芹沢、土方、沖田、永倉――新撰組の面々と、個性的な蘭学塾生たちが幕末の京で躍動する、大好評シリーズ第四弾!!