HOME書籍情報既刊書籍2016年02月 > 神剣 人斬り彦斎

九州、肥後の細川藩54万石、御花畑表御掃除坊主の彦斎は嘉永三(1850)年12月、師・宮部鼎蔵を訪ねるため、ひとり池部屋敷へおもむいた。そこで彦斎は、尊敬する吉田松陰と、生涯にわたって魅かれ合う女性・由衣と出会う。その後彦斎は日本を守るため剣の厳しい修行をし、尊攘派の志士として次々と佐幕派の者たちを喪っていく。しかし彦斎の願いむなしく、明治新政府は、薩摩と長州の者たちを出世させ、この国を西洋に屈服させてしまうように思えた……新政府に抵抗した彦斎は、岩倉使節団が海外に出発して間もない明治5年12月に処刑された。享年38歳だった。尊攘派の志士として激烈な活動を行い、「人斬り彦斎」として恐れられた漢・河上彦斎の苛烈な人生と志を、直木賞作家が描き切る、待望の長篇歴史小説。

ジャンル
時代・歴史小説
サイズ
四六判上製
ページ
312P
ISBN
978-4-75841280-3

美人百花

美人百花最新号

毎月12日発売

好評発売中
「コンサバより若くて華やか ギャルより可愛くてリッチ」

ランティエ

ランティエ最新号

毎月8日発行

全国書店にて頒布中
角川春樹事務所 読書情報誌