やさしいちちと/やさしいははとがちをわけた/やさしい子らよ/おぼえておおき/(中略)/またそうしなければあゆめないほど/そのやさしさがおもたくなったら/そのやさしさがくるしくなったら/そんなときには/ひかりのほうをむいていよ――「手から、手へ」をはじめ、池井昌樹が家族との日々の暮らしのなかから掬いとった詩の数々は、読む者の命の底へ、やさしく、深く、しみじみと沁みわたっていく。詩人が父になって以降の詩集から、家族について綴った全118篇を収録(エッセイ/谷川俊太郎)
やさしいちちと/やさしいははとがちをわけた/やさしい子らよ/おぼえておおき/(中略)/またそうしなければあゆめないほど/そのやさしさがおもたくなったら/そのやさしさがくるしくなったら/そんなときには/ひかりのほうをむいていよ――「手から、手へ」をはじめ、池井昌樹が家族との日々の暮らしのなかから掬いとった詩の数々は、読む者の命の底へ、やさしく、深く、しみじみと沁みわたっていく。詩人が父になって以降の詩集から、家族について綴った全118篇を収録(エッセイ/谷川俊太郎)