女子高生が失踪し、監禁の末の餓死とみられる遺体で発見される。捜査本部は名門大学の学生・沼田智樹を追及するが「不適切な取り調べ」を暴かれ捜査は難航。焦る池袋署刑事・松島千奈美の前に、監察官室所属の遊撃捜査班、通称オンミツが現れる。班長の加文字隼は、千奈美とは旧知の優秀な警官だったが、別人のように冷徹な男と化していた。独自の捜査を進めるオンミツに対抗し、千奈美も智樹を追及するが、その前には緻密なアリバイが立ちはだかっていた。新しい風を吹き込む警察小説の誕生!
- 推理・ミステリー・サスペンス
- 文庫判
- 320P
- 978-4-75844097-4